6月に前期実習、11月に後期実習を行っています。

 前期実習は1週間、後期実習は2週間です。

 実習期間中は教室を作業場や休憩室に模様替えし、「健森商事」と名前を変え、企業からの委託作業をします。
 
校内実習  
  前期実習 (H30)  
  今年度も県内企業から仕事を受注しました。
受注した仕事は、 スラックス用のハンガーを10本ずつセットにする作業です。運搬を含めた全ての作業工程を分析し、個々の生徒が自分に合った作業を担当しました。
 

  運搬係の生徒に、体育館から作業場まで材料を運びます。
  大きな段ボール箱から、ハンガーをコンテナに手作業で移し替えます。
  移し替えたコンテナを、フックのついたゴムひもで台車に固定し運びます。
  ハンガーを効率よく組み合わせるために、あらかじめクリップの幅を、調整しておき、作業の効率化を図ります。
  組み立ての作業は、2本をセットする生徒、5本ずつセットする生徒、10本をセットする生徒とそれぞれ生徒一人一人に合ったやり方で取り組んでいます。
  出来上がった商品は、順路に従って検品場まで持っていきます。
  検品場では、検品係の先生が確認します。ミスがなければ次の材料を受け取り、作業を再開します。
  10セット、合計100本を段ボール箱に入れ、封をして、最後にシールを貼って完成です。  
  シールを貼った箱は、体育館に運んでいきます。  
  一日の終わりには、作業前に自分が立てた目標に対して、振り返りをします。 4日目には、全員で「けーん、もりもり」の掛け声とともに最終日に頑張ろうと誓いました。  
  5日間の校内実習で、受注した材料5000本を超える6300本のハンガーをセットにして納品することができました。

  実際に全国の店舗で使われるハンガーをセットして納品することで、生徒たちは「丁寧に扱うことや責任をもって最後まで作業する」ことの大切さを、身をもって感じることができました。 納品の後の実習報告会では、教頭先生から働くことの意味についての話があり、その後発注先の企業の方から、組み立てたハンガーがこの後どうなるのか、実際に就職するとお給料がもらえることなどのお話をいただきました。 
 
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