岡山県健康の森学園支援学校寄宿舎
寄宿舎

 寄宿舎は、小学部から高等部の児童生徒が生活をしています。
 構成は、男子A棟、男子B棟、女子棟の3棟体制になっており、基本的には1室2〜4名で生活をしています。
 今年度は、A棟20名、B棟18名計38名が在籍しています。

自立と社会参加を目指す寄宿舎教育
 本校は、平成3年に開校しました。本校学区を岡山全県下としたため、本校寄宿舎は、開校と同時に全寮制としてスタートしました。平成23年度より通学生の受け入れを開始したため全寮制ではなくなりましたが、現在でも約8割の児童生徒が寄宿舎に入舎しています。
 寄宿舎では、保護者に代わって児童生徒の生活指導を行い、寄宿舎生活を通して身辺自立の習慣を養い、基本的生活習慣の確立と集団生活への適応を高めるとともに、社会参加へ向けての意欲・態度を養うことを目的としています。
 本校寄宿舎にはさまざまな障害のある児童生徒が入舎していますが、豊かな自然に囲まれた中で落ち着いた生活ができることや、学校と寄宿舎が連結(建物の1階が学部、2階が寄宿舎)しており、児童生徒の実態を適切に把握し学部と寄宿舎が連携しながら指導・支援にあたることができるところが強みです。

「一人一人の生活の充実を目指して」  〜元気に 明るく 楽しく〜
@ 日常生活において、身辺の処理をする意欲や能力を養い、基本的生活習慣 の確立を図る。
 
 ○ 自分のことは自分で行おうとする意欲と態度を養う。
  ○ 実態把握を基に課題を明確にし、身辺処理の能力の向上に必要な支援
を行う。
A 集団生活に慣れ、社会に適応していく人間を育成する。
  ○ 集団生活や行事をとおして仲間と仲よく協力して生活する力を育てる。
  ○ 当番活動や行事に積極的に取り組めるよう適切な支援を行う。
  ○ 時間や場の設定を工夫し余暇時間の充実を図る。
B 保護者・学部との連絡を密にし共通理解を図り、一貫性のある教育をする。 
  ○ 舎生一人一人が見通しをもって生活ができるよう個々に応じた分かりや
すい支援を行う。